⑦ 世界は三層でできている。

❶ 3階層でできている

人口、社員、市場など、の集合体を3階層に区分する。

概念を3階層で解釈する。

もともと存在が3階層に分かれているものと、便宜上3階層に区分して理解を早めるものが存在する。

いずれも、解釈を早め、理解を深めやすくする。

❷ 分布の3階層

分布の3階層は上層部の人口が少ない。下層領域は人口が多い傾向がある。

しかし、生産性、能力、収益性はたいがい、上層部のほうが大きく、さらに、その差は大きい。

❸ 概念の3階層

樹木の図形をイメージしてほしい。

・第一階層は目に見えるところ。

現象、表現、表層などと 表現される領域。誰の目でも見える領域。誰の目で見ても同じに見える領域。

・第二階層は少し見えにくいところ。

第一階層の原因になっていたりするところ。

注意深く見れば見えないこともない。しかし、見る人によって少し見えるものが違ってくる。存在は確か、しかし実態を語ると、少しあいまいになったりする。

・第三階層は文字どおり根源的なこと。

原則見えない。見えないがこの第三階層がなければ、第二階層も第一階層も存在しない。

特に顧客の欲求、の3階層はマーケティングの時とても大切。一番表層にあるのは、〇〇が欲しい。銘柄まで指定する場合もある。コーヒーで言えばBoSSが欲しい。ウォンツ。その下がニーズ。コーヒーで言えば、缶コーヒーが飲みたい。そしてそのさらに深い階層にインサイトが存在する。コーヒーのインサイトは、機能性であれば「眠気を飛ばしたい」

情緒性であれば、「BoSSを飲むような」渋い男になりたい。などのかなり深い部分に存在する要求である。

第一階層から、観察して、第三階層までを類推することが必要。