⑤ 情報代謝(造語です。)

❶ 現代の仕事とは何か

その時代時代で定義は変遷する。「自然を相手に、その恵みを採取すること」と規定していたこともあるだろう。現代であれば、「情報」という言葉を入れずに「仕事」を語ることはできないであろう。

❷ 仕事は情報を扱うこと

3次産業は、IT産業そのものに変遷している。2次産業も、物質的なところは機械、ロボットが対峙する領域になり、ビジネスマンは情報を加工処理している。1次産業でさえ、情報処理がかなり侵食している。仕入れた情報を加工して、利用するか、加工した情報を光るべき人に伝達している。それが仕事となっている。経理や、銀行員でさえ「現金」を触るケースは劇的に減っている。日常扱っているのは、パソコン上の「数字」である。

❸ 情報とは何か

様々な規定の仕方があると思うが、ここでは、「数字と言葉」で表せるもの。とします。

❹ 情報代謝

膨大なデータの状態の情報は使い勝手が悪い。報告もできない。取り扱える量に圧縮して、伝達性を良くして、伝えるべき人に伝え、有益性を生むことを、情報代謝と命名した。それはあたかも、栄養植物を姓名が取り込み、咀嚼して、自分の成長に役立てることと類似するからである。

❺ 図形化:ビジュアル化する意味。

図形、記号には一瞥性という性質がある。犬でも猫でも「ビジュアル」は理解する。言葉や数字は理解できなくても顔は覚える。我々自身も人の名前は忘れても、顔は忘れない。記号化された情報は伝達力が早く、判断もしやすい。

情報は、加工して伝達することが肝要である。